ご家族に内緒で借金を抱えている人は案外たくさんいるようです。
内緒にした状態で返済を続けることができれば良いのですが、何かのきっかけでご家族に借金をしていることが知られてしまった場合や借金返済を家族に迷惑をかけてしまうことになると肩身が狭い思いをしなければなりません。
また何よりもご家族に大きな負担をかけてしまうことになりますので家族の絆が崩れてしまうことさえあります。

できるだけ早い段階で自分の借金そのものを解決することが大切になるのですが、万が一、自分の隠していた借金がご家族に知られてしまった場合には、正直にご家族に話をした上で借金をどのように解決していくのかを話し合った方が良いでしょう。
ごまかしていても結果的にはご家族に迷惑をかけることになってしまいます。

借金返済が遅れていく中で債務整理を行えば自分たちの生活が崩れてしまわずに借金の返済も続けていくことができます。
いつまでも借金を隠し通そうと思っていると思わぬ形でご家族に知られてしまい、迷惑をかけることになるので、万が一借金の一部でも知られてしまった場合には、正直に話してに家族会議などをすると良いです。

突然の督促に驚いた　34歳 主婦

私は結婚してから特に困ることもなく主人が稼いできてくれる収入で生活をしていました。
子供が保育園に入るようになってからは私自身もパートに出ていたのですが、夫婦2人の収入を合わせながらの生活だったので経済的に苦しいと思うようなことも少なく、今後は住宅ローンなども視野に入れながらこの先の生活を夢見ていました。

ところが子供が保育園に入って2年後、身に覚えのない会社から督促状が届いていて主人宛だったのであけるわけにはいかず、主人が帰宅するまで待ってから何なのかと話を聞いてみたところ、主人がこれまで私には内緒で借金を重ねていたことが発覚しました。
どうして借金を作ってしまったのかについては会社での立場もあり、自分の小遣いだけでは付き合いをすることが難しかったため、キャッシングをしていたようですが、消費者金融などでお金を借りている中で小遣いからの返済が厳しくなり、見栄を張る内にどんどん借金が膨らんでしまったということでした。

またその他にも私が知らないところで会社で使うためのパソコンを新しく購入していたり何度かギャンブルなどにも行ったことでもお金を借りていたようです。
このとき発覚した借金は400万円を超えていたので、これだけのお金をすぐに返すのは難しく貯金からお金を返してしまえば、万が一車が壊れてしまったなんていうときに対処できないと思い、主人としっかり話し合ったところ、まずは金利をなくす方法として任意整理をすると言うことになりました。

今後住宅ローンなどが組めなくなってしまうのではないかと心配になりましたが、最悪私の名義で住宅ローンを組めばそこはなんとかクリアできるだろうと弁護士の先生から教えていただいたので、思い切って任意整理をしました。
金利だけでも大きな金額がなくなったのでその後は月々返済を続けることができたのですが、私に内緒でお金を借りていたことはもちろん、はっきりとした督促が来るまでずっと黙っていることや、お給料の中からの小遣いが少ないことを何も言わずにいることに対し腹が立つと同時に申し訳ない気持ちにもなり、借金が終わってからは主人のお小遣いも少し上乗せすることにしました。

会社での立場が上がれば上がるほどに付き合いで使うお金も多くなりますが、そのような部分については改めて時間が経過してからクレジットカードを作ることを考える方向で、ひとまずは話をまとめることになりました。
もちろん当分の間は主人名義でクレジットカードなどは作ることができませんので、付き合いも今後は控えると言っていましたが、知らなかった借金の督促が来て主人が内緒でお金を借りていたなんていうことが分かると、やっぱり女房としては大きなショックを隠しきれず、一時期は離婚も考えました。

今はようやく借金返済も終わり生活も平和に送れていますが、あれ以上借金が膨らむ前の段階で発覚してよかったと思います。