家を手放す前に考えるべきことを知る

住宅の購入というのは誰しもが憧れるものではないでしょうか？
実際に住宅を購入することができればその後のローンの支払いなどに関しても非常にポジティブに頑張っていくことができるでしょう。
しかし、自分が思っていたように住宅ローンの返済をすることができず、不景気社会などの影響もあり思うようにローンの返済が出来なくなってしまうという人々も増えてきています。

住宅ローンが返せなくなってしまった時にはどうしても家を守るためすぐにでも他社でお金を借りるといった方法を考える人や、住宅ローンを滞納してしまい、結果的には住宅抵当権そのものが銀行側に移動してしまったなどという人もいるようですが、こうなる前の段階で、まずは住宅ローンが返せないといった状況になったら専門家に相談すべきです。
ここでの専門家というのは主に弁護士になりますが、弁護士に相談することによって住宅そのものを手放す前の段階でどのような方法があるのかを知ることができます。

こうした情報を知らなければ、やはり早い段階で住宅そのものを手放すこと考えてしまう人がほとんどですが、実際には、任意整理を行うことや民事再生を行うこと等の方法で住宅を手放さずにその後のローンさえも自分たちの生活を守りながら行っていくことができるように債務整理をすると良いでしょう。

相談はタイミングが大事

債務整理を考えた場合でも弁護士に相談するのはタイミングが非常に重要です。
例えば住宅ローンをを数ヶ月以上滞納していた状態で専門家に相談してもすでに抵当権が移動してしまっているなどといったケースもあり、こうなると債務整理を上手に行うことができなくなってしまいます。
任意整理に関して、住宅ローンについては金利計算を再び行い月々の返済金額およびトータルでの支払金額を大幅に減額することができるため、このような状況になれば今後も住宅ローンを支払い続けることができるという人もたくさんいます。
また民事再生については、住宅ローンそのものは少なくなりませんが、支払いする期間そのものは延長させることができるので、このような部分についても非常に大きなメリットとなり、なんとか頑張って返済していくことができるという人もいます。

しかしこうした方法を知らなければ、やはり住宅を手放すといった方法で手放したお金を住宅ローンの返済に充てることばかりを考えてしまいます。
上記したように、任意整理や民事再生を行っても返済が厳しいといった場合には任意売却という方法がありますが、ここでの任意売却というのは抵当権が移動して競売にかかるよりもスムーズに、そして比較的高い金額で住宅を手放すことができるため、返済を続けていく上でも負担が少なくなります。
さらには近年、住宅ローンの支払いが難しくなってしまった物件に対してリロケーションを利用するといった方法もありますので、このような部分についても弁護士に頼り、さらには不動産業者と話し合いをしながら住宅そのものを手放さなくても良い方法を考えていきましょう。

住宅を守り借金を減らすために

今後数十年をかけて住宅ローンを支払っていくつもりで住宅を購入しても、ローンが支払えなくなってしまえばどうすることもできず手放すしかないと考える人もいますが、上記のように払えない時は専門家に相談すべきです。
専門家に相談することによってベストな方法を見つけることができるため、せっかく購入した大切な財産である住宅を手放さなくても上手に借金の返済を続けることができます。