ご自分で様々な事業を行っていると会社経営がうまくいくこともあれば反対にうまくいかなくなってしまうようなこともあります。そんな時でも会社を潰さずに借金を清算していくためには、債務整理が一番になるのですが、債務整理を行うことによってご家族にも迷惑をかけたりさらには、会社で働いている従業員に迷惑をかけてしまうようなこともあります。
仕事が上手く行かなかったからといって、すぐに借金を抱えてしまうとその後仕事が安定せずにさらに借金が増えてしまうような形にもなりますので、よく考えた上で借金を作らなければなりません。
どうしても仕事の事情で借金を抱えなければならないといった状況の中でも本当に返すことができるのかを事前に考えた上で、借り入れる金額等も十分検討していく必要があるでしょう。
こうした部分についてしっかりとした計画を持たなければ会社だけではなく、ご家庭にも大きな支障が出てしまうことになります。
会社経営がうまくいかなくなってしまい、借金の支払いが難しくなった場合には自己破産をすると会社を潰さなくてはなりません。
何とかして会社をしっかり守りながらお金を返していくためには任意整理が一番良い方法となります。
この方法であればお金を借りている金融機関側に対して金利をなくしてくださいと言って交渉を弁護士が行うことにより、自分が返済すべきトータルの金額が少なくなります。
その結果、会社経営を行いながらでも安定した返済が行えるようになり、金利を含めた返済に苦しまされてしまうことがありません。
私が任意整理をしたのは50歳の時でした。
それまで自分で会社を経営しながらも決して裕福とは言えない状況の中、いくつかの取引先から仕事をもらい、なんとか平穏な生活を守ることができていたのですが、不景気の影響があり、取引先へ次々に潰れてしまうことになったため私の会社自身も傾いてしまうようになりました。
その結果会社を存続させるためには、借金をしなければならず従業員の給料などを工面するのに必要なお金を借り入れるうちに、借金まみれになってしまい家族のために作ることができるお金もどんどん少なくなりました。
そのため家族には本当に大きな迷惑をかけてしまったと思いますが、これ以上借金が膨らむと返済をすることができず自己破産をしなければならないと考えて任意整理をすることを覚悟しました。
もちろん家族には事前に話した上で任意整理を行ったのですが、任意整理をしたことで会社を潰さずに何とか借金を返すことができました。
3年以上も長い期間、借金を返さなければならなかったのですがようやく新しい取引先も見つかり、仕事も軌道に乗ってきたので、ここから立て直そうと思っています。
あの時は本当に家族全員がよく我慢してくれたと思う程に感謝しています。
会社を経営していくのは簡単な事ではありませんが、仕事絡みで借金を抱えてしまうと、最終的には自分の家庭にも大きな影響が出てしまうことがあるため、よく考えなくてはなりませんね。
自営業も楽ではありません。
それでも会社を続けていくためには自己破産だけは絶対に避けなければならないと思ったので任意整理といった方法で税金を精算しましたが、相談した弁護士の先生がとてもスピーディーに次々に手続きを進めてくれたので、短期間で手続きを行うことができ、金利がさらに膨らんでしまう前の段階で話し合いを持つことができて助かりました。
やっぱり腕の良い弁護士さんを探すことってすごく大切だと本当に実感しました。
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