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奨学金に苦しんでいた親戚の話

カテゴリ:任意整理 読了にかかる時間:3分

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大学に入学するお子さんなどがいると入学金含めて入学した後の学費で生活が厳しくなってしまうため、奨学金を頼りにするご家庭もたくさんあります。
また奨学金に関しては大学だけではなく高校などでも利用することができる制度になっているのですが、奨学金を利用することによってその後の返済が厳しくなってしまうといったご家庭もあります。
奨学金を利用することができると聞いて羨ましいという人もいるようですが、奨学金というのは、学校側から支給されるお金ではなく、あくまでも学校から借りるお金となっており、この奨学金を利用する人々の中でお金を返してくれる人と借りる人が順番に回っているものとなっています。

そのため、全くお金を使わない状態で大学や高校に通ったりすることができるものではありませんので、決して羨ましいというものではないでしょう。
ただし奨学金を受けるためにはそれなりの審査があり、この審査に通過することができなければ、奨学金制度を利用することができませんので経済的な事情などで奨学金を利用することができないご家庭にとっては確かに賞金を利用することができるご家庭を羨ましいと思うのかもしれません。

ただし、実際には奨学金を受けてしまったことによって上記の通り、奨学金の支払いが厳しくなるとご家庭での経済的な事情も大きく傾いてしまったりすることがあるため、高校や大学に入学したのは良いけれど、その後の支払に悩まされてしまうということがあります。

任意整理で奨学金を支払った親戚

私の親戚で奨学金を利用して大学に入った者がいるのですが、このとき我が家の両親は奨学金が利用できるなんてとても羨ましいと言っていました。
とはいえ、私は特に大学に入りたいと思っていなかったので高校を卒業してすぐに就職し、自分の生活は自分で行うために一人暮らしを始めたのですが、奨学金を利用して大学に入ったもののご家族は当初、親戚中から羨ましいと言われてとても鼻の高い思いをしていたようです。
しかし奨学金を利用して大学に入ったのは良いものの、その後仕事の経営状況が悪化してしまい、様々なローンを抱えてとても生活が厳しい状況に応じてしまったそうで、奨学金の支払いさえ難しい状況になり、親戚にもお金を貸してほしいと回るほど窮地に陥ってしまいました。

私のところにお金を貸して欲しいと言ってくることはなかったのですが、私の両親などがお金を貸してほしいと言われてとても困っていました。
奨学金を返済することができなければ大学に通っていても、息子さんが肩身の狭い思いをするしそういった親御さんの気持ちはわかるのですが、かといって我が家にもお金を貸してあげるようような余裕はなかったのでお金を貸すことはなく、他の親戚もお金を貸すことはなかったそうです。

結果的に親戚は奨学金を支払うため、奨学金を最優先にして車のローンやその他クレジット会社などからお金を借りていた借金、そしてショッピングなどで使用した借金に関しても金利をなくして月々の支払いを少なくした上で最優先に奨学金を支払っていました。
大学に入るときには鼻が高く、うらやましいだろと言っていた親戚でしたが、任意整理を行って借金を支払いながらの生活は本当に今までとは音変わってしまったようで、お正月などに顔を合わせるときにも姿を見せることはなくなりました。

それでも最終的にお金をしっかりと払い大学に入学した息子さんは無事に卒業し、今は社会人として働いているのですが奨学金というのは決してメリットばかりではなくデメリットがあるということも分かっていた方が良いです。
私の親戚のように奨学金で苦しんでしまうと、どんなタイミングで任意整理などをしなければならず、それまでの自分たちの生活が大きく一変してしまうことになります。

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