借金というのは一つの目的だけで抱えてしまう人もいれば、そうではなく様々な目的で借り入れを繰り返してしまう人もいます。
最初は減給などがきっかけで自分の生活が苦しくなり、少々のお金を借りたという場合から今度はギャンブルをするためにお金を借りるというケースもあり、そのほかには欲しいものを購入するためにお金を借りるという人もいるでしょう。
さらには誰かにお願いされてお金を借りてあげるなどといったケースもあります。

どのような場合であってもお金を借りた後には返さなければならないのですが、様々な理由によって借金が膨らんでしまった際には返済がどうにもならなくなってしまいます。
返済をすることができなくなれば当然自分の生活そのものがしっかりと行えなくなってしまうので、どのように借金を返せば良いのかを考えてしまいますが、借金を返すことばかりではなく借金そのものを減らすことを考えていかなくてはなりません。

もちろん借金を減らすためにはお金を返すというのが1番正しい方法になるのですが、世の中には借金を抱えてしまい、自分の生活がどうにもならなくなった人を救ってくれる救済措置があります。
その方法は債務整理となりますが、例えば任意整理を行えば、自分のお金を借りている会社をいくつか選んだ上で金利そのものをなくしてもらうといった選択ができるようになっています。

債務整理は状況に合わせられる

債務整理は任意整理中に民事再生や自己破産なりますが、どのような状況に陥っているのかによって債務整理の方法を選ぶことができます。
自己破産というのは借金を帳消しにする代わりに自分が持っている財産は手放さなくてはならないので、ここまで犠牲を払ってまで借金を返して行くのは嫌だと思っているのであれば、財産をしっかり手元に残した状態で借金を減らすことができる任意整理や民事性再生を行うようにしましょう。

民事再生の場合には住宅ローンは含まれないので住宅ローンは今までと同じように支払っていかなくてはならないのですが、例えば住宅ローンを抱えていない状態で借金ばかりが膨れ上がってしまった人の場合には民事再生をおこなうことによって、金利そのものを少なくするだけでは無く支払う期間においても長期化に影響することができるので、このような状況の中で返済を続けていくことができるようになります。
必ずしも借金を抱えてしまい解決方法として自己破産しか選べないわけではありませんから、弁護士に相談しながら自分に合ったスタイルでの債務整理を考えていくようにしましょう。

信用情報には残るのでしばらくは借金出来なくなる

どのような方法で債務整理を行った場合であっても、債務整理をするとそれぞれの会社でブラックリストに掲載されその他には債務整理を行ったことは信用情報機関に掲載されることになるため、最低でも7年程度は借金ができなくなってしまいます。
もちろん、このように債務整理を行ったことを知らない友人や知人または、ヤミ金なのであればお金を借りることができますが、闇金というのはどんどん金利が雪だるま式に膨らんでしまうため手を出すべきではない金融機関だといわれています。

基本的に銀行でのローンを含め、その他キャッシング会社や消費者金融などの場合にはお金を借りることができなくなってしまいますのでこの部分については、債務整理を行う前の段階でしっかり覚悟しておかなくてはなりません。
そのため債務整理をして、その後の支払いについてはしっかり行っていけるような条件がつくケースがあり、特に民事再生の場合には月々の収入などをしっかりと計算した上で、最終的に減額するべき借金を決めることになります。