今現在借金を続けている人ではなく、過去に借金を抱えていてお金を返し終わったという人の場合には必要以上に金利を支払っていた可能性があります。
一般的に消費者金融などでは現在よりも高い金利でお金を貸していたのが一昔前の話であり、近年では特にリーズナブルになった金利ばかりに注目が集まるようになっていますが、以前金利が高い会社でお金を借りて返済をしていた人は出資法による金利での計算で利息を支払い続けていたため、実際には利息制限法の上限として決められている金利よりも高い金利を支払っていた可能性があります。
この場合には出資法と利息制限法で決められた金利そのものに差額が生じている可能性が高くなり、ここでの差額そのものを過払い金として返済請求をすることができます。

過払い金は侮るなかれ。大金が返還されるケースも

過去に自分が借金をしていた際にどれだけのお金を借りていたのかによって過払い金請求をした際に戻ってくるお金は違ってくるのですが、多くの金額を借りていたり、何度も繰り返し借り入れをしていたという人の場合には過払い金で戻ってくるお金も非常に大きくなることがあります。
まずはどれだけの金額が戻ってくるのかを知るためにも弁護士に相談して実際に過払い金があるかどうかを確認してみましょう。
過払い金請求をしていくためにはまず弁護士に相談し、自分自身がお金を借りていた頃の書類などを全て提出してみると良いです。

以前からずっと利用し続けている会社等がある場合には、こうした会社の書類等も全て持ち合わせて出向いていくようにしましょう。
ここで実際に過払い金請求ができることに慣れば弁護士側から金融機関側に対して契約している内容、また返済に関して1時的にストップすることが知らされます。
その上で、ここまでの取引明細から実際にどれだけの過払い金が戻ってくるのかを計算した上で、金融機関と話し合いを行い最終的には過払い金が自分の手元に戻ってくるという方法になりますが、過払い金請求を行い、手元にお金が戻って来れば誰もがうれしいと喜ぶのではないでしょうか。

実際には過払い金を払っていたという人は非常に多く、過払い金請求をしないだけで弁護士を通じて様々な計算をしてみたら非常に多くのお金が戻ってきたという人もたくさんいます。

過払い金請求のデメリット

過払い金請求をすることによってどのようなデメリットが発生するのかが心配になってしまう人もいるかもしれません。
過払い金請求を行うことによるデメリットというのは過払い金請求を行った金融機関からはただお金を借りることができなくなるといった部分になりますが、これ以外には大きなデメリットはありません。
必要以上に多くの金利を支払わされていたことに対して腹を立ててしまう人もいますが、同じ金融機関を利用するのはこちらから願い下げだと思っている人がほとんどですので、今後、同じ金融機関でお金を借りることができなくてもさほど困ることはないでしょう。

それよりも必要以上に支払っていたお金を手元に戻して欲しいと思う気持ちの方が大きくなるのではないでしょうか。
前述のとおり過払金請求に関しては自分で行うのではなく弁護士の力を借りなければなりませんが、過払い金請求が行われ、まとまったお金が手元に入ってきた上で弁護士費用も支払うことになりますので、今現在手元にまとまったお金がないからといって過払い金請求を諦めるのではなく、まずは相談してみることから始めてみましょう。