借金が嵩んできて、大手の消費者金融で借入の申込をことごとく断られたときに頭に浮かぶのは中小のいわゆる街金と呼ばれる金融業者です。もちろん街金といっても貸金業としてしっかり登録している業者も多く、安全に利用できるところがないわけではありません。でも怖いのはこうした2番手と呼ばれる金融業者の利用を始めることが多重債務へより近づくことになるからです。つまりこうした業者を利用することは多重債務への道を歩み始めることになるのです。
それだけにそのことをはっきりと認識し、借入を踏み留まる手立てがないかをよく考えてみることが必要です。それを考えるには、まずなぜこのような借入が必要になったのか、その理由をよく考えてみなければなりません。多分計画性の欠陥が最大の理由であることに気がつくことでしょう。でも街金での借入は安全なのでしょうか。この質問に対しての答えはノーです。したがってできることならこうした借入計画は中止しなければなりません。
物事が失敗する原因の多くはその計画の欠陥や甘さにあります。最近でもよく見られるのですが、例えば開店してまだ1年もたたないうちに店を閉めて廃業してしまうケースがあります。廃業に踏み切ったのは客が来ないからです。客が来なかったのは計画が悪かったからです。このように計画が悪いと必ず失敗につながるのです。お金の借入もまた計画が悪ければ失敗します。
この場合の失敗とは多重債務に陥ることです。では良い計画が立てられない場合はどうすればいいかといえば、計画の練り直しか撤回することです。もちろん練り直して良い計画ができれば言うことはありません。
でも少しでも自信がなければ実行に踏みきってはいけません。その場合は計画を撤回して借入を断念し、その後全知全霊をかけて他の良い方法を見つけ出すのです。街金に頼ろうとするのは、それが一番楽な方法だからです。楽な道を取らずに、多重債務の道から少しでも遠ざかるために、熟慮を重ねて別の方法を見つけ出すべきです。
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