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両親が悪徳マルチにはまって借金を返せない

カテゴリ:任意整理 読了にかかる時間:3分

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悪徳商法というのは何年も前から流行っているのですが、このような方法にはまってしまう人は近年少なくなっています。

しかしご年配の方や一度でもマルチ商法でお金を稼いだ経験のある方というのは悪質なのかそうではないのかを見抜くことができず、次から次に悪徳マルチ商法にはまってしまいます。

悪徳マルチ商法というのは、最初には儲けられるということを意識づけるため、あえてお金が儲かるような方法で話をします。

そこで実際にお金を手にした人々というのはさらに儲けたいと思い、自分たちのお金を支払って在庫を抱えたり自分の友人などにも商品を勧めたりするのですが、このような悪徳マルチにはまってしまうと、気がついたときには借金まみれになっていることがあります。

商品そのものを販売することによってお金儲けをすることができるのですが、少しでも最初にお金儲けを経験してしまうことで、まずはたくさんの在庫を抱え込み、この在庫を一つ一つ売ることによっていくらの儲けが出るなどといった計算をするようになってしまうため、自分たちが借金を抱えていても、そんなことは全く顧みずに次から次に借金を重ねてしまうこともあります。

万が一身内や友人であったような悪徳マルチにはまっている人がいたらすぐにでも借金を解決するべく弁護士等に相談して悪徳マルチ商法から脱出させてあげましょう。

説得虚しく借金まみれになった

僕の両親が以前悪徳マルチ商法にハマって大きな借金を抱えたことがありました。

時々僕は実家に帰るのですが、実家に帰るたびに何だか怪しげなものが増えているので、あれは何なんだと聞いてみたところ、お金が入ってくるためのアイテムだというので、詳しく話を聞いてみると仏壇をはじめとしてその他にもツボや絵、またその他にはお財布などの小物類に至るまで悪徳マルチで販売している商品をたくさん抱え込んでいました。

どうしてこんなにも沢山の商品が家にあるのかと聞いてみたところ、この商品を売ることでお金儲けだけができるというので、実際に買ってくれてる人がいるのかどうかを確認してみるとまだ一つ2つしか売れていないということです。

明らかにこれは悪徳マルチ商法だと思って両親を説得してみたのですが、説得の甲斐もなく、両親は全く聞く耳を持ってくれませんでした。

在庫を抱えるためにどれだけのお金を使ったのかを聞いても教えてくれなかったので、もしかすると借金を抱えているのではないかと思っていたのですが、案の定多額の借金を抱えていたようで1年が経過する頃、お金を貸してほしいと連絡がありました。

そこで詳しく改めて話を聞いてみたところ、やっぱり悪徳マルチ商法にはまっていて在庫を抱えるために400万以上もの借金を抱え込んでいました。

住宅ローンも終わっていないのに400万以上の借金を抱え、なおかつ抱えた在庫を売ることができないので困り果てていた両親は最終的に僕に相談することになったそうですが、あれだけ説得したにもかかわらず、全く人の話は聞かないで困った時だけ頼ってこられても困るとその時は冷たく突き放しました。

それでもやはり自分の両親なのでその後どうなったのかと気になって電話をしてみたところ、借金が返せなくなってしまい住宅ローンも支払うのがギリギリで生活そのものは非常に厳しいと言っていたため、家は残してその他のローンそのものを徐々に払っていくために民事再生をするように両親を説得しました。

最初は両親もなかなか納得しなかったのですが、まずは借金を何とかしなければならないことは重々承知だったので、しぶしぶ民事再生を行い返済期間を延ばしてもらうことができました。

抱えた在庫に関してはそのままでいても購入する人なんていないので、縁起も悪いし全て処分するように両親に伝えた上で産廃業者にお願いして全てを処分したのですが、単純に借金だけが残り、お金儲けなんて全くすることができず、ここで初めて両親は悪徳マルチ商法に自分たちが騙されていたことに気がついたようです。

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