自分では借金を一切抱えていない状態でもご家族が借金に悩まされてしまいご家族の生活が不惑になっているなどといった場合には何とかしてご家族を助け出してあげたいと思うこともあるでしょう。
自分が借金の肩代わりをするほど経済的な余裕を持っていればお金を貸してあげることができるのですが、家族がヤミ金などに手を出してしまっていたり、あまりにも借金そのものが大きく膨らんでしまったため、解決するのが難しいといった場合にはご家族に債務整理を進めてあげると良いです。

自らご家族の借金を肩代わりするというのは、保証人にでもなっていない限り難しいことになってしまいますが、ご家族に債務整理を行うように勧めてあげることによって、ご家族はベストな方法で借金問題を解決することができます。
ご家族が抱えている借金を一本化するために自分自身が債務者となってお金を借り、そのお金をご家族に貸してあげるといった方法もありますが、その場合には繰り返しご家族が借金をしてしまう可能性もあり、そうなれば自分自身の中で借りたお金はいつまでも返って来ない状況となってしまう懸念もあります。
まずはご家族がしっかり自分自身の借金を解決することができるように、債務整理を進めてあげると良いでしょう。

住宅ローンは名義を乗せかえることも検討してみる

例えば住宅ローンなどを抱えていて、ご家族が支払っていくことができないといった場合には、家そのものを手放さなければならない状況に追い込まれることもあります。
そうなる前の段階で、まずは住宅ローンそのものを名義変更すると言った方法もあります。
ただしこれにはいくつもの条件がありまずは自分自身が住宅ローンを組むための金融機関での審査に合格することや、その他手続きも非常に面倒なものになってしまうため、そのための時間を割かなければなりません。

その上でローンを載せ替えることができればご家族は自己破産等をして、全ての借金を帳消しにすることもできるのですが、この場合にはやはり住宅ローンはご自身が今後払っていかなくてはならないので、ここでの負担を抱えることになってしまいます。
債務整理を行う際に民事再生や任意整理を選べばご家族の家を手放さずにローンの支払いそのものを少なくすることができるので、こうした方法を提供してあげると良いでしょう。

不安なら一緒に相談に行く

ご家族に債務整理を進めても、ご家族がなかなか乗り気ではなかったという場合や、ご家族が見つけてきた弁護士が本当に信頼できるのかどうかわからずに不安を感じているといった場合には一緒に相談に出かけてあげると良いです。
弁護士事務所などに一緒に足を運んで借金問題について相談をすることで、本当に信頼できる弁護士なのかどうかが判断できます。
またご家族が一緒に相談に出向くことによって、弁護士側も本気で借金を何とかしたいと考えていることが分かるため、住宅などといった財産を守りながら借金問題を解決するため、様々な方法を教えてくれるでしょう。

借金が大きく膨らみすぎてしまい、その状態でご家族から相談された場合であっても即座に専門家を頼り様々な状況を正直に話すことによって最も良い方法が見つかります。
自分たちで悩んでいても、最善の解決方法が見つかりにくいので借金に悩み、生活そのものが追い込まれてしまう前の段階で出来るだけ早く専門家に相談するように心がけたほうが良いです。

ご家族の負担を減らすためにも自分たちの負担を減らすためにも専門家の力を借りるようにしましょう。