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相続で親の借金まで背負ってしまった、、思いは変わり返済を放棄したい。

カテゴリ:債務整理 読了にかかる時間:3分

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遺産相続というのは残っている相続があればあるほど骨肉の争いになってしまうといわれています。
それまでは仲良しのご家族でも遺産相続が始まった途端に仲間割れをしてしまい家族がバラバラになるなんていうことも少なくありません。
遺産相続はそれだけ影響力の大きなものですが、遺産相続でプラスになるものばかりではなく、マイナスにはなるものまでを背負ってしまうと大変なことになります。
遺産相続と一言で言っても、財産の全てを引き受けるのか、それとも一部のみを引き受けるのかといった部分で、本来であれば相続人が選ぶことができるのですが、こうした部分に知識のない相続人が周りの話を鵜呑みにしてしまいマイナス部分まで背負ってしまうようなことになると、気が付いた時には大きな借金を抱えていて返すことができないといった状況にもなりかねません。

相続借金を抱えてから借金そのものが払えないと言っても相続を取り消すことはできませんから、自分が借金を払っていくしかありません。
ここでは実際に遺産相続によって借金を背負ってしまい、債務整理を行った人の体験談を見てみましょう。

知らずに借金を背負うことになった

みなさんは遺産相続をする際に三つの方法の中から自分自身がどのように相続をするのか選べることをご存知でしょうか?
僕は今から5年以上前に相続をしたのですが、その時には遺産相続についての知識を持っていなかったので、大きな借金を背負うことになりました。
遺産相続するには、限定承認と単純承認がありますが、僕は遺産相続問題に巻き込まれたくなかったので、とにかく僕自身が遺産相続をする部分があれば相続するものがあるなら遺産相続の話し合いは特にしなくても良いと言う言葉だけを親族に言っていました。
実際に遺産相続が行われた場面では僕は単純承認をするという意思表示をしていたので、手続きなどを行う必要がなく、自然に単純承認を受けた形になったのですが、手続きが終わってから2ヶ月ほどが経過した時に金融機関からある1本の電話がありました。

その電話の内容を聞いてみると、親が亡くなる前に借金を背負っていたようで、相続を単純承認した僕は親が抱えていた借金まで支払わなければいけないといった内容でした。
金額は600万円ほどだったのですが、この600万円はすぐになんて支払うことはできず、相続税も支払った後だし僕にはお金がありませんでした。
もちろん親が作った借金は今後自分が払って行く気もなかったので借金そのものをなくしてもらいたいと思い、弁護士に相談してみたところ、全ての借金を帳消しにするためには自己破産するしかないと言われたので、自己破産をするのは避けたいと思い、結果的には民事再生を行って親が残した借金を長期間にわたり返済しました。

月々の支払い金額はとても少なかったのですが、だからといって親の借金を知らずに背負わされ支払わなくてはならないというのはとても不愉快な思いをしました。
もちろん親の借金なので親が亡くなった後、僕が知られていくのは仕方がないのかもしれませんが、そういった部分を全て隠した上で僕に単純承認をさせた親族にはとても嫌悪感を抱きました。
我が家は複雑なので母や兄弟だけでは無く他にも相続を受けた人間がいるのですが、このような人間はうまく限定承認を受けていたため、単純承認をした僕だけが最終的に親の借金を背負って支払うことになりました。

まさか相続で親の借金を背負うなんて思ってもいなかったので簡単に単純承認で良いなんて言ってしまいましたが、僕のように債務整理をすることになってしまうとその後の自分の人生にも大きな影響が出てしまいますので皆様も気をつけてください。

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